子どもが言うことを聞いてくれなくて、ついつい怒ってしまった経験ありますよね。
でもそれで子どもがちゃんと言うことを聞いてくれるようになったケースは少ないのではないでしょうか?
原因論で関わると悪循環になりやすい
目的論の反対に原因論というものがあって、日本人は圧倒的に原因論での関わりをしているんだとか。
原因論の関わりの仕方
→今の問題が起こった理由とか、誰のせいで起きたのかとか遡って関わっていく。
目的論の関わりの仕方
→過去のことには注目しないで、「この先どうなりたいか」に注目して関わっていく。
つまり、原因論って犯人探しして、今後このようなことがないように!みたいな感じです。
原因論で指摘された方はこころが萎縮しますよね。または反論の怒りが爆発したり・・・。
尊敬や信頼関係がある中で原因論で関わる分や、とっても熱い志で打たれ強い方なら問題はないのですが、たいていの方は原因論で関わりを持つと、言われたことに敏感になってしまい更に失敗してしまったりと悪循環になるケースがあります。
目的論は相手の立場で感じて考えること
旦那さんが家事をしてくれないと本人に言い続ける(原因論)と、ちょっとしたときに「手伝ってくれてありがとう」と旦那さんに声をかけ続ける(目的論)。
さて、どちらが人が変わるでしょう?
後者ですよね。
これは人との関わり全てに言えることで、子どもにも職場の人間関係にも目的論で接すれば人は激変してくれるんです。
原因論:それいいね、けど、〇〇はダメ
目的論:それいいね、あと、これをしてくれたら更に嬉しい!
こんな言い方に変えると人は気持ちよく受け止め、さらにその気持ちに答えようとしてくれるものなんです。
正しさ(原因論)と楽しさ(目的論)、どっちをとりますか?
もう一つ、ちょっと違う角度で見ると、原因論は正しさを追求した関わり方です。
原因論は「いい」「悪い」を決めてしまう・・・みたいな。
この関わり方ばかりしてきた日本人。
だからこそ今の私たちはあらゆるものに正解を求めてしまうのではないでしょうか?
そして更に自己肯定感が低くなり、自分を見失ってしまう・・・
そんな未来にしたくないですよね!
ぜひ、お子様や旦那さんなど人との関わりのさい、ちょっと目的論を思い出して声かけを変えてみてください。
どんなに人に変わって欲しいと訴えても人を変えることはできません。
なので自分が変わる。
自分が変わることで、人に連鎖し、自分の理想の環境に必ず変化していきます。